筋トレやフィットネスにプラントベースフード
運動能力や体力、筋力の向上のためには、食事内容はとても重要な要素になるでしょう。良質な食事を摂るために、プラントベースフード(植物原料の食品)やプラントベースミート(植物原料のたんぱく質豊富な食品)は、最適な食品の1つになります。
筋トレ・フィットネスに重要な食事
本格的にフィットネスに取り組むようになって、食事の重要性を痛感しているという人もすくなくないかもしれません。
筋力や体力を効率よく向上させるには、運動はもちろんのこと、たんぱく質、脂質、炭水化物、それからビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することがたいせつでしょう。
運動に応じたしっかりとした食事を意識することで、ケガの予防にもなります。
運動効果を高めるには疲労した筋肉や体力の回復が必要
☑疲労した筋肉の修復にたんぱく質
☑健全な細胞膜のために脂質
☑グリコーゲン補充や体力回復に炭水化物
プラントベースミートとカロリーコントロール
トレーニングしている人たちのたんぱく質補給に、プラントベースミートは最適な選択肢の1つです。
プラントベースミートは植物を原料にしてつくられていて、たんぱく質を多くふくむ食品です。
植物を原料にしているため、一般に、動物性の食肉にくらべて低脂質で食物繊維が豊富です。
また、動物性食肉を食べるときに脂質やたんぱく質の量を把握するには、見た目や経験、勘などを総合して推測することになります。プラントベースミートであれば、部位や個体による差がほとんどなく、カロリー調整がとても楽です。
プラントベースミートのメリット
☑大豆やエンドウ豆などが原料
☑低脂質で食物繊維豊富なものが多い
☑タンパク質量、脂質量がわかりやすい
☑動物性食肉のような部位や個体の差がない
☑1日の総摂取カロリーをコントロールしやすい
筋トレのためのたんぱく質補給
筋トレをしている体重60kgの人なら、1日に120g以上のたんぱく質摂取を目安にしている場合も多いのではないでしょうか。
食肉から120gのたんぱく質を摂るとすると、サーロインステーキ1kg、鶏もも肉750g、豚ロースなら630gを食べることになるでしょう。
そうすると、それに応じた動物性脂肪もいっしょに摂らざるを得ません。
動物性食肉でたんぱく質を摂るときにふくまれるおよその脂質量
☑サーロインステーキ1kgで脂質400g(3,600kcal)
☑鶏もも肉750gで脂質105g(945kcal)
☑豚ロース630gで脂質120g(1,080kcal)
しかも、動物性の食肉には飽和脂肪酸が豊富にふくまれているものが多いため、飽和脂肪酸の摂りすぎも気になるところでしょう。
プラントベースミートであれば、調理もかんたんで、脂質量を把握しながら食べることができます。プラントベースミートには、風味や食感などにこだわっておいしさを追求したものも多くあります。
特別な下処理や調理も不要で、食物繊維豊富、なかにはコレステロールフリーのものもあります。
プラントベースミートと食物繊維
プラントベースミートは、一般的に食物繊維が豊富です。食物繊維には腸の調子を整える作用のあることがよく知られています。
日常的に激しい運動をおこなっている人は、多くのたんぱく質や炭水化物を摂取するということもあるでしょう。また、体調管理や大会準備などいろいろな理由で減量する機会もおおいかもしれません。
そういった場合に、腸の調子が整っているほうが、食事に対するストレスが減ります。食物繊維の整腸作用は、つよい味方になってくれるのではないでしょうか。
1日に摂取するたんぱく質の何割かをプラントベースミートにかえてみるのも1つの方法としておすすめです。