理想の体型を維持する写真ダイエット法
「あとどれくらい食べてもいいかな?」をやめると楽になる
ダイエットの原理はとても単純です。摂取カロリーより消費カロリーが大きければ体重が減り、ぎゃくなら体重が増えます。
これ以外で体重が減ったり増えたりすることはありません。
これからご紹介するのは、食べたものを写真に摂るというダイエット法です。
それでもダイエットはむずかしい!?
体重が減る原理は単純ですが、それがわかっていてもダイエットはかんたんではないでしょう。
1日の消費カロリーは、おなじような体型であっても個人差があります。また、運動量によってもちがいます。
しかも、動物性の食材は、部位や個体差で脂肪量が変わりますので、正確にカロリーを把握することができません。外食などの機会があれば、さらにカロリーを把握するのはむずかしいでしょう。
不確定な要素がたくさんあって、把握しきれません。
どんな人でも「もう少し食べてもいいかな」と思ってしまいます。
あとどれくらい食べてもいいかはわからない
「あとどれくらい食べてもいいか?」と考えることは、ダイエットをむずかしくします。それに、ダイエット中の人に、正確な判断をもとめるのは酷です。
「いつも食べているものから減らすこと」を考えたほうが楽です。
摂取カロリーを正確に知る必要もありません。ただ、日頃食べている量を把握して、そのうちのいくらかを食べないようにするだけです。
自由に食べているときの自分の体型が気に入らないときは、そこから食事を減らすか、運動を増やすかすればいいだけです。
そのために、1週間食べたものを記録することがおすすめです。といっても、食べるものすべての写真を撮っておいて、あとで確認するくらいで十分です。
減量の目安を設定してなにを食べないか決めましょう
計画的に減量したい場合は、体重や体型を考慮して、無理のない減量ペースを設定しましょう。
写真ダイエットのすすめ方
☑1週間食べたものを写真に撮る
☑1ヶ月で何kg減量するか設定する
☑1日に減らすカロリー = 7,200 × (減らしたい体重kg) / 30
☑1週間食べたものの写真から食べないものを決める
体脂肪1kgを燃焼するのに必要なカロリーは、7,200kcalが目安です。
1日に減らすべきカロリーは、「7,200 × (減らしたい体重kg) / 30」で計算できます。
たとえば、1ヶ月で2kgの減量がしたい場合は、つぎの計算になります。
7,200 × 2 / 30 = 480(kcal)
1日に減らすべき摂取カロリーがわかったら、1週間食べたものの写真を確認します。そこから480kcalぶん、食べないものを決定すれば準備完了です。
長期的に健康的な体型管理
長期的な体型管理のためには、目標体重のほかに、ダイエット後の食事習慣を想定しておくことがたいせつです。
あたりまえですが、ダイエットが成功したからといって、もとの食事にもどしたら、体型ももどってしまいます。
ダイエット後の体型を維持するためには、ダイエットが終わったあとも、適切な食生活をつづける必要があります。
そのために、ダイエットの段階で、野菜の積極的な摂取を習慣化してしまうことがおすすめです。ビタミン、ミネラル、食物繊維が補給できて代謝もよくなる可能性があります。
野菜が苦手という場合は、プラントベースフード(植物原料の食品)にすれば、野菜独特の風味を気にせずに習慣化することができます。
ダイエットと食物繊維
食物繊維や大豆オリゴ糖は、腸の調子を整えて腸内の善玉菌を増やしてくれる作用があります。また、食物繊維の不足は、糖尿病、心臓病、高血圧、がん、高脂血症などの発症に関係しているといわれています。
ダイエットで食べるものや量がかわると、腸内環境が悪化することがあり、不調や不快感を感じる人も少なくないでしょう。
摂取カロリーが減っているダイエット中は、食物繊維、ビタミン、ミネラルがふだん以上にたいせつです。
食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富な野菜をおおめに摂取することは、ダイエットを補助するためにも効果的でしょう。