みみずの線溶、生活習慣病予防に期待

宮崎大学医学部、美原恒博士によって偶然、発見されたみみずの線溶作用とは、いったいどんなものなんでしょう。

線溶作用とは、血管が傷ついて、それを修復するためにできる血栓を、血管が修復されたあとに溶かす作用のことです。

血栓ができやすかったり、血栓が溶けにくい血管の状態だと血栓がいつまでも血管に残ることになります。

この血栓は、血管をつまらせることがあって、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなり得ます。

みみずは血栓を溶かすのか!?

左の画像は、美原恒博士によって発見されたみみずの線溶作用について実験のようすです。

血栓の主成分であるフィブリンのうえにみみずを分割して乗せたようすです。

一部、色がかわっているところが、フィブリンが溶けたようすと考えられます。

血管や臓器のそうじ

みみずの線溶作用の発見のあと、研究員らをふくめて世界でおおくの人が摂取されています。

血栓(フィブリン)を溶かすという直接的な作用のほか、糖尿病の改善や視力の改善などが報告されています。

研究者らは、微細な血栓をふくめて溶かされることで、血流や臓器の状態が改善されるのではないかと考えています。

タマネギが血液をさらさらにしてくれることが知られています。

どろどろ血液よりさらさら血液がよさそうな感じがします。

全身に栄養など必要なものを運んでいるのは、血液であり、血管です。

また、内臓や脳にも血管が張りめぐらされています。

必要な場所に必要な栄養がとどくというのは、とても重要なことといえます。

まず重要なのは、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などは、生活習慣病ですから、食習慣や適度な運動習慣でしょう。

そのうえで、タマネギの血液サラサラ効果や、野菜のファイトケミカル(抗酸化作用)、納豆やみみずの酵素などを取り入れてみるのもいいのかもしれません。